さまざまな無線に対応/あらゆるモノを接続 IoT/M2M Gateway

導入事例
Case Studies

板金加工メーカー様

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背景

日本の中国地方は臨海部に複数のコンビナートを擁し、石油・鉄鋼・化学・木材などの基礎素材型産業や自動車・造船などの加工組み立て型産業を中心に、国内屈指の産業集積地として発展しています。
当社はステンレス・アルミ・伸銅品を中心とした非鉄金属材料を、積み重ねた経験と最新鋭の多様な加工技術で、高品位な製品を短納期で加工しております。

板金加工メーカー様2

調査

品質とフレキシブルな対応から受注が増加していますが、高額な加工設備を投資し続けることにはリスクもあり、IoTの活用で加工設備の稼働率を向上できないものかと、東京ビッグサイトで開催された「IoT/M2M展」で、直ぐに使える工場稼働モニタリングシステム「FacMoni(ファクモニ)」の見える化クラウドサービスに出会いました。
早速、展示会直後にメーカの営業担当者からの連絡があり、概算見積を取得したところ、設備5台を見える化するためのIoT機器は「¥22.20万円」で、年間のクラウドサービスフィーは「¥15.36万円」と、非常に魅力的であったため、導入を即決しました。

施工

設置・施工は、監視対象加工設備の「表示灯」から稼働ステータスを抽出することにしました。運転中: 「緑ランプ」・停止:「黄ランプ」・異常:「赤ランプ」の信号線に「センシングユニット」を接続し、「ConverIoT」にネットワーク設定するだけで、クラウドサービスから稼働状況を直ぐに確認することができました。
実は、中国地方の販売・設置企業によるインストゥール作業の際に、監視対象の加工設備の信号が点滅(ブリンク)するため、標準仕様ではサンプリングすることが出来ませんでしたが、即座に信号処理を改善してサンプリングできる様にして頂きました。

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稼働率ガントチャート

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稼働率カレンダー

運用

今までも稼働状況を手書きで紙に書き留める様にして、稼働状況や稼働率を確認しようと何度も試みましたが、加工する品種や担当者による記入漏れなどから信憑性の高いデータを抽出することができず、何より手書きデータをパソコンに入力する手間の分、作業に集中することが出来ることが分かりました。
みんなで実際に稼働率を解析してみると、段取りや加工待ちで次の準備ができることが判明しました。
「稼働率ガントチャート」や「停止・異常発生グラフ」だけでなく、日々や週単位に稼働率を比較できる「稼働率カレンダ」があることから、スタッフ相互で稼働率を競争するようになりました。

結果

この結果、導入から3か月で稼働率が「25%」アップすることができ、合計3台で75%を達成し、高額な加工設備の投資を見送り、他の新規設備投資をすることに決定しました。
今まで、朝会で「カイゼン」を毎日のように呼び掛けてきましたが、このクラウドサービス導入をきっかけに、スタッフみんなが自発的に「カイゼン」する体質になったことにより、これからの厳しい加工業界において競争力が着いたことが一番の収穫でした。

板金加工メーカー様6

次のテーマとして、段取り替えの多い別プラントへの導入を検討しています。

吉田工業株式会社様(ファクモニの導入2018年8月)

吉田工業株式会社様(ファクモニの導入2018年8月)

お客様の声

吉田工業株式会社様は長野県佐久市の本社 グリーンヒル(アルミ鋳造・精密切削)を拠点として非鉄金属加工業を営んでいます。主として、アルミニウムの鋳造・切削加工をしています。メーカの異なる保有設備(マウンタ装置・外観検査装置)2台にセンシングユニットを接続し、稼働率を監視しています。

この度、ファクモニを導入したグリーンヒル クリエイティブステージⅡ工場は2001年8月に新設した工場です。
主にアルミの切削加工を行なっております。
NC旋盤加工機を62台設置し、従来より高い生産性で短納期に対応しています。

ファクモニを導入したきっかけは、工場を見える化し、さらなる生産性向上を目指したからです。
ファクモニを使用したことで各設備の稼働率、遊休設備の把握ができるようになり、
今後は、停止・異常時の対応時間の短縮に努めていく予定です。

各装置の稼働状況がデータ化されることで、装置の稼働状況が一目で分かるようになりました。また蓄積したデータはガントチャートやカレンダー表示されるので、後々に各装置の稼働分析を行うことができるようになりました。稼働分析することで、設備の故障予知にもつながります。

24時間すべての稼働状況がデータ化されており、いつでも状況確認することができます。またスマートフォンのWebブラウザに表示できるので、出張先や別工場にいても設備の稼働状況が把握できます。出張先で設備の停止を確認した場合、すぐに工場へ指示ができるので、工場の生産停止時間を最小限に食い止めることができます。

ファクモニは工場の見える化ツールとして非常に役に立っています。

EMS(SMT実装)メーカー様

EMS(SMT実装)メーカー様

お客様の声(生産部長)

メーカの異なる保有設備(マウンタ装置・外観検査装置)2台にセンシングユニットを接続し、稼働率を監視しています。
両設備共に簡単な配線工事のみでセッティングが完了しました。
稼働率は経営者から全社員が閲覧できるため、SMTラインスタッフを始めとする生産部員の意識が変わり始めました。
月々の稼働率は大幅に改善され、現在では0.1%単位の稼働率を向上させるのに「知恵」を絞り「カイゼン活動」も活発になりました。

樹脂成型メーカー様(24時間稼働)

樹脂成型メーカー様(24時間稼働)

お客様の声(生産部課長)

工場面積30㎡にある各メーカ設備12台にセンシングユニットを接続しました。
品種(キャリバ―)切替の多い国内生産ですので、稼働率監視より先に異常(アラーム)・停止(ストップ)を特定スタッフのモバイル端末へメール配信する機能のみを実行しています。
厳しいコスト競争の中、夜間や週末に連続運転しても、異常発生時や停止した際にメールが届くので、生産計画を履行することが出来ます。また、オプションのWebカメラで無人の工場内も確認できます。

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